介護の仕事お悩み相談「他職種との連携」

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介護の仕事お悩み相談「他職種との連携」

14年の介護キャリア、100箇所以上の様々な施設を知る藤井寿和さんが「介護の現場で長く楽しく働くヒケツ」をアドバイスするシリーズ。
今回は、他職種への意見の仕方に悩む、リスさんからの相談です。

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看護職の人に意見できない

介護職と看護職との意見の相違があって難しいです。
介護が利用者のその人らしい穏やかな生活を支援するために重きをおいたとしても、病の治療が先決!と思う看護師の意見が対立します。看護は生命に直結する事にアタックするものなので、看護師の意見が通る事が多いです。 介護視点の想いもあるのですが、なかなかうまく頭の中でまとまらないし、意見を述べることができずにいます。
(リス/女性/35〜39歳/介護職暦:15年以上/デイサービス・訪問介護・療養型医療施設・ 介護老人保健施設)

意見を出そうとする姿勢がすばらしい!

リスさんの言う通り、医療は治療に、介護は生活やその方らしい人生に視点をおいてます。これはどちらが正しいということではなく、利用者の意思や目標に向かうための手段として、何がその時のベストなのかを出し合うことが大切ですよね。ですから、それを理解して介護側の意見を出そうと葛藤するリスさんの姿勢は、素晴らしいと思います。
相違のある多面的な考え方の中で、利用者視点でより良い方法を、みんなで支援していきましょう。

他職種に意見する際のポイントは2つ

介護側の意見を他職種に理解してもらうには、以下のポイントをおさえつつ、経験を通して訓練していく必要があります。先輩の良いところを真似したり、日常の事例をもとにアドバイスを受けるともっと良いと思いますよ。

ポイント1:介護の視点ならではの気付きをシェアしよう

他職種の方に意見する際のポイントは、「看護師が把握していない、介護の視点でみた情報を幾つか提供すること」その際に「根拠を明確に伝えること」です。

利用者が置かれている環境や意思をどの職種より多くもっているのが介護職員です。「医師や看護師に見せない一面に気づいて、共有しよう」という意識を常に持ちましょう。リスさん発信の介護視点の情報があればある程、利用者その人に対してより深い介護サービスを提供することができます。

ポイント2:意見には根拠をそえる

何かを意見する際には、「根拠を明確に伝えること」が効果的です。とは言え、これは誰にとっても簡単なことではありません。私自身にとっても未だに課題で、日々訓練しています。下記の「私が実践していること」を参考にしてみてください。

私が実践していること
実は私も意見を述べることが苦手で、勉強をかねて沢山のセミナーや研修に参加し、講師が話す様子を研究しました。そこで得た「意見するコツ」をご紹介します。

○伝えるには身振り、手振りも交える
言葉だけでなく、手振り、身振り、間合い、場の空気感で大きく伝わり方が変化することに気づきました。
○話す前に自分で書き出す
○毎日の習慣として新聞を読む
記者はいかに決められた文字数で読書に伝えるかを努力しています。 情報をえる新聞ではなく、文章を学ぶ新聞として読んでいます。

大切なのは、思いを発信すること

他職種に意見する上でのポイントをいくつかアドバイスさせていただきましたが、正直なところ、人に思いを伝えるのに、「上手な言葉」は必要ないと私は思っています。なかなか上手くまとまらなくても、一生懸命に利用者のことを考え、その思いをどんどん発信していけば、必ず伝わります。どんな職種であれ、利用者を思う気持ちはみんな一緒ですからね。

それぞれの職種が責任を持って意見を発信する。その積み重ねによって、チームとしての信頼関係も生まれ、お互いがお互いを認めることでとても素敵な介護ができると信じています。

プロフィール画像 プロフィール

藤井 寿和 (合同会社福祉クリエーションジャパン代表)福祉業界に「つながり」をクリエイトするをコンセプトに、介護の現場と異業種をつなぎ、介護サービスの向上のための様々な事業を手掛ける。 社会参加型デイサービス 運営サポート/レクリエーション介護士 公認講師(東日本エリア)

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