講座に潜入!レクリエーション介護士とは?

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講座に潜入!レクリエーション介護士とは?

介護の現場で多くの職員が課題にしているのが「レクリエーション」の悩み。
そんな現場職員の声をもとに新しく誕生した「レクリエーション介護士」という資格をご存知ですか?
資格で身に付くスキルの解説と、講座の潜入レポートをお届けします。

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レクリエーション介護士2級とはどんな資格?

2014年9月に一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会が創設した新しい資格です。
介護を受ける高齢者の方が生きる喜びや楽しみを見出して日々の生活を送る為に、介護にかかわる人が主体となってレクリエーションを企画実施するための知識やスキルを体系的に学び身につけることができます。

これまでレクリエーションを学ぶという概念は少なく、企画運営のやり方は施設によって様々で、介護職員の負担になっているケースが多々ありました。 「レクリエーション介護士2級」は、レクリエーションの基本的な考え方から技術までを体系化し、現場で幅広く活用できるノウハウをとりいれた、今日から現場で実践できる資格なのです。

レクリエーション介護士2級で修得できること

1.介護護レクリエーションの基礎知識・技術

介護の現場でレクリエーションを実施する際の基本的な知識や、レクリエーションの意義と役割を学びます。また、コミュニケーションや集団の盛り上げ方などを学ぶことができます。

2.介護レクリエーション実践のノウハウ

介護レクリエーションの企画、実行、報告までを一連の流れでシミュレーションし、介護現場で実践するために必要なノウハウを身に付けます。また、高齢者の方に安全に楽しんでもらえるよう、実行前の準備方法や、実行後の課題や見直し方法について理解を深めます。

コラムスタッフが潜入レポート!講座内容の実態は?

潜入取材をさせていただいたのは、池袋福祉カレッジの授業2日目。満員の教室では、講師の藤井先生の熱血指導の真っ最中で、笑い声がたくさん聞こえてきます。
受講生の中心は介護現場で働く方で、「プラスアルファのスキルとして取り入れたい」と意欲的な声がめだちました。

2日目午前:レクリエーションの実践編

グループに分かれ、「身近にあるものを使ったレクリエ―ション」のシミュレーションを行います。 「高齢者の立場になって、どうしたら参加者全員に楽しんでもらえるのか」というレクリエーションの基本を形にするため、受講生は図面をメモしたり、「こんな使い方もできるよね」と新しい発想でアレンジを加えるなど、真剣ながら楽しむ姿が見られます。

身近な物でもレクリエーションはできる。「こんなレクもあったんだ〜!!」と受講生も興味津々です。

2日目午後:レクリエーション企画のグループ発表

1日目で学んだ基本的な知識と流れを踏んで、各グループが話し合った企画を発表します。この日発表したのは5グループ。 準備から実行まで細かく練られていて、特に高齢者の方への安全配慮が充分に盛り込まれている内容でした。
別のグループから意見や質問が飛びかい、緊張感の走る場面もありましたが、発表後すぐにグループで話し合う真剣なまなざしが印象的でした。

他グループからの意見を受けて、新たな気づきから更に斬新なアイデアが生まれる場面も。

最終時間:修了試験

修了試験に合格された方には、一般社団法人日本アクティブコミュニティ協会認定「レクリエーション介護士2級」の修了証明書が発行されます。

講座潜入の感想

「レクリエーションを実行するまでのプロセス」を実際にグループで話し合いながら組み立てることで、「スタッフが目線を合わせて意見を出しあう」ことが現場を効率良く動かし、高齢者目線のレクリエーションに結び付くことがよく理解できました。

どんな仕事でもスタッフ間の意思疎通は課題だと思いますが、介護の現場においては高齢者の方と密に接することができるレクリエーションこそが、それを実現しやすい機会だと思います。
「レクを充実させたい」という方はもちろん、「職場の人間関係をよくしたい」方にとっても役に立つスキルだと感じました。

レクリエーションを「学ぶ」といった発想が今までなかった方も、ぜひ注目していただきたい資格です。

>> 講師陣に直撃!レクリエーションの悩みを劇的に解決する方法とは?

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