「現場から声を発信して、日本の福祉文化を創っていきたいです。」(介護男子 エントリーNo.4/インタビュー)

介護男子グランプリ 「現場から声を発信して、日本の福祉文化を創っていきたいです。」

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エントリーNo.4 藤井 寿和さん(36歳)
出身:静岡県 勤務施設:合同会社 福祉クリエーションジャパン

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介護の仕事をはじめたきっかけは?

 「介護には、若い男性の力も必要ではないか」と実感したのがきっかけです。
 陸上自衛隊の救急隊員だった頃、高齢者を対象とした救急訓練をするためにヘルパー2級を取得した時のことです。受講中に出会った先生や同期の現場経験者の話を聞いているうちに「介護を支えていきたい!」と、とても新鮮な気持ちになり、そのまま1級も取得しました。

 思い返せば、高校卒業と同時に陸上自衛隊に入隊したのも「人の命を守りたい」という気持ちからです。今はこんなに元気ですが、子どもの頃は生後1年で肺の病気になり、長い期間親元から離れ子供病院に入院。その後も中学入学までは病院に通うのが日課だったので、医者、看護師と触れ合ううち、医療の仕事への興味が自然とわいていました。子どもの頃の思いが、今の仕事に繋がっていると思うと感慨深いですね。

介護のどんなところにやりがいを感じますか?

 ある時、「高齢者が一人なくなるのは、図書館が一つ閉鎖されるのと同じ」だと教わりました。介護を必要としている高齢者の方々は、皆さん人生の先輩方です。一緒に時間を過ごすことで、多くのことを学んでいます。例えば仕事に対する姿勢、ご利用者目線での介護技術、接遇マナー、経営の手法、そして日本のよき伝統、技術、歴史…と、教科書や授業では学べない、人生の実践者が包み隠さず語ってくださる“生の授業”だと感じています。
 介護を通して、金銭という対価をいただくだけでなく、僕個人が人生の勉強をさせていただいているのだと、日々、感謝の気持ちで仕事をしています。

介護への熱い想いをどうぞ!

 介護保険の歴史自体はまだまだ短く、介護サービスのすべての利用者が満足できるレベルかというと、未熟な点がたくさんあります。それは現場で働く介護職員が一番強く感じていること。だからこそ、自分たちの手で現場の声を発信し、知恵を絞って、日本の福祉文化を創っていきたいです。
 ご利用者個々の人生の最終章を支えるメンバーとしてなにができるのかを毎日問い、行動します!

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