介護予防事業のやりがいって?運動特化型デイの取組み

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介護予防事業のやりがいって?運動特化型デイの取組み
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数ある介護サービスの中で、「介護予防」特有のやりがいとは何でしょうか?運動特化型デイを運営する株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団で、生活相談員兼介護職員を務める服部さんに、介護予防ならではの仕事のやりがいや難しさ、今後取組んでいきたいことについてお話を伺いました。
(介護予防事業の仕事内容についてはこちら⇒介護予防事業って何?運動特化型デイの仕事内容を紹介

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「運動して良かった」そう感じていただけると嬉しい

ー介護予防のお仕事の魅力・やりがいを教えてください。

一番やりがいを感じるのは、利用者様に運動の効果を感じていただけた時ですね。転倒を繰り返していた利用者様が運動を継続して行っていくうちに歩幅や姿勢が改善され、「最近転びにくくなったよ」と話して下さったり、「たくさん歩けるようになったから、この前鎌倉に行ってきたんだよ」と携帯で撮った写真を見せてくださる方がいらっしゃったり。他にも身体機能測定で身長を測った際、「背筋が伸びたからに身長が伸びたよ」と喜んでくださったり、「最近なんとなく調子が良いんだよね」と言っていただくなど、嬉しそうな利用者様を見ると、この仕事をしていてよかったと思います

「ここに来るのが1週間の中で一番楽しみ」「みんなでお話しするのが楽しい」と言っていただけるのも嬉しいですね。運動型のサービスなので、「運動が楽しい」と言っていただきたいところではありますが(笑)。

単純に利用者様のお話を聞けるのも楽しいですね。「二・二六事件のときは大雪だったのよね」「学校まで行ってそのまま返されちゃった」なんて教科書に載っているような歴史上の話も聞くことができますし、おばあちゃんの知恵袋のようなちょっとした知識も教えていただけます。

いかに「自分に適した」運動を「継続」していただくか

ー仕事の中で難しさを感じるところはどこでしょうか。

「運動しなくちゃ」ということは皆さん理解できているんですが、実際に自分に必要な運動を習慣化していただくことが中々難しいですね。「膝が痛くて歩けない、ということが無いように姿勢が良くなる筋肉を鍛えましょう」と運動の目的をお伝えするようにはしていますが、その場では納得いただいても、実際に自宅でも継続できるかというと…。

ー継続いただくために、どのような対応をしていますか?

運動への意欲を高め、習慣化を促すために、イーロコモ手帳というものを皆さんに使っていただく取組を行っています。これは現在の状態や困っていること、その日の調子や行った運動を記録してもらうものです。皆さんに1回自分の状況を把握していただき、運動することで状態が良くなったり悪化を防げていることを感じてもらうことが狙いです。 これを書いていただくと、その方の状態がすぐに分かりますので、より効果的なアプローチをこちらでも提案しやすくなり、運動効果も感じていただきやすくなりますので、習慣化を促すことができるんです。

サービス時には、イーロコモ手帳の内容をグループ内で共有する時間を設けています。しっかり書いている方に対しては、行ったことや状態が良くなったことについて「すごいですね!」などお声をかけるようにしています。すると「自分もやってみよう」と集団で高め合う効果も出てくるんですね。

手帳を導入した当時は2〜3割の方しか利用していなかったんですが、現在では7割くらいの方に利用いただき、運動習慣の定着につながっていると感じています。

中には、こちらで勧める運動の方法では無く自分独自の理論をお持ちの方、そもそも家では運動しない、と言う方もいらっしゃいます。特に今は情報が溢れていますので、例えばご家族がネットで見つけてきた運動を行ってしまう方も多いです。運動していただくのはいいのですが、効果的な運動か、その方の状態にあっているかというのは疑問です。しかし、否定的なことを言って意欲をそいでしまうと良くないので、あまり強く言うことはできません。そういった方に対しては、「こうすると良いですよ」というポジティブな声掛けを続けるですとか、身体機能測定時に数値が落ちるようなことがあれば「運動変えてみませんか」と提案するですとか、自分にとって「必要」な運動を「続ける」ことが大切だと、ご自分で気付いていただけるような働きかけを行うようにしています。

元気になった先の「楽しみ」を提供したい

ー介護予防事業従事者として、今後どのようなことに取組んでいきたいですか?

介護予防を超えた「脱介護」をコンセプトに新たなサービスを開発している真っ最中です。現在は利用者様に運動習慣を身に付けてもらい、元気になっていただくことを大きな目標に掲げてますが、これからは「元気になってなにができるのか」、介護が必要なくなった先の楽しみ・そしてやりがいを提供したいと考えています。
実際に、旅行会社とタイアップしたお花見ツアーや、宝塚観劇会、コンサートなどを行いました。これからも利用者様のQOLを向上させるような提案をしていきたいですね。

トライ&エラーエラーエラーといった感じで失敗が多めではありますが(笑)、本気で脱介護を目指して日々取組んでいます。

プロフィール画像 プロフィール

服部孝大(早稲田イーライフ田園調布 生活相談員・介護職員)学生時代スポーツで挫折しトレーナーに支えてもらった経験から、「自分も誰かの心に寄り添えるようになりたい」と考え福祉の道に。専門学校卒業後、株式会社早稲田エルダリーヘルス事業団に入社。現在は、早稲田イーライフ田園調布で利用者様の運動指導をする傍ら、QOL支援チームリーダーとして「脱介護」に取り組んでいる。

介護職netコラムについて介護職netコラムでは、介護職netに掲載している求人情報からの情報と、編集部が集めた情報を元に記事を作成しています。

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