ケアマネジャーの仕事は、かっこよくて、面白い

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ケアマネジャーの仕事は、かっこよくて、面白い
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アパレル業界からの転職。初めは介護の仕事を「うわ、キツイ」と思うこともあったという佐藤さん。9年のキャリアの中で、その意識はどのように変化し、「かっこよくて、面白い」と語る現在の境地に至ったのでしょうか。介護の面白さにのめり込み、やがて施設ケアマネジャーの仕事を選んだ佐藤さんのお話を伺います。

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介護の本質を理解すればするほど、面白くなってきた

― 佐藤さんが介護業界に転職されたきっかけは?

もともと介護とは無縁なアパレル業界にいました。14年のキャリアはあったものの、業界全体の先行きや、年間何億という売上ノルマの厳しさに将来の不安を抱いたんです。
当時31歳。年齢が転職のハンデになることを覚悟していましたが、介護業界は人材需要が比較的高くて入りやすかったですし、妻が看護師なので医療・介護の仕事に興味はあって、「高齢者の方々と穏やかに楽しく仕事がしていけるんじゃないか」と。今となっては甘いなと思いますけどね(笑)

入所してすぐに、介助の難しさを痛感しました。ヘルパー2級講座で学んだのは基本までで、現場は応用ばかり。職員がよく使うADL(日常生活動作)も何のことだかサッパリで、移乗介助も健常者相手の実習とは別物。会話さえスムーズにできませんでした。

でも入って半年くらいで、「一人ひとりの状態に合わせて介護をすること」に面白みを感じ始めたんです。
自分の排泄物を顔に塗ってしまう、など認知症状の見られる入居者を目の当たりにして、初めは「うわ、キツイな」と思っていました。でも後々、介助の時間が適切じゃなかったのでは?ということに気が付いたんです。その方の排泄時間のデータを調べると、生理学的な原因がそこにあって、時間を調整すれば改善できることだったんですね。

認知症の方であっても「すべての行動には意味がある」というのは、ヘルパー2級講座で聞いていた話ではあったんですが、個々の人生や性格、状態を把握できるようになると、次第にその奥深さを理解できるようになりました。

更に興味を持ったのは、入居者と僕たち介助者の「どちらにも負担のないお手伝いの方法」。
スタッフ同士で日々勉強会を行って、この方であればこういうお手伝いの仕方が負担がない、あるいは自立支援の観点ではこうお声かけするのがいいなどと、皆で色々話し合った上で、チームで統一した介助を提供する。それによって、介助の質向上だけでなく負担の軽減を両立できることが実感できて、それを追究することがやりがいに変化していきました。

ケアマネジャーが介助から介護への転機に

― ケアマネジャーを目指されたきっかけは?

副主任や主任という立場になってからも、介助の質やチームワークを高めることにのめり込んでいたので、正直「ケアマネジャー」という仕事には興味がなかったんです。
でも、カンファレンスでの接点を通してその仕事を垣間見るうちに、単純にかっこいいと思いました。施設の主治医や看護師と連携してアセスメントを作り、それを基に現場担当者の情報や意見を盛り込みながら、具体的な介助方針をケアプランに落とし込む。「介護」というものをトータル的に見る役割なんだなと。介助の方法を深めるだけでなく、より幅広い視点で「介護サービス」を深められる。プロとしてすごくかっこいいと思いました。

今、私はケアマネジャー兼主任という立場です。ありがたいことに、現場と直結している状態なので、ケアプランの目的が適切に実施されるよう現場指導ができますし、逆にサービスの負荷が一部スタッフに偏るなど危険要素がないか、現場の事情を細やかに把握して、バランスを見ながら迅速にケアプランを変更することができるんです。

よくあるのが、自立支援を目的としたプランに現場が追い付いてない状況。例えば、転倒が頻繁な入居者は、手引き歩行介助をする職員がすごく大変で、2名体制の夜間帯は現場が回っていないなんてことがありがちです。でも、単純に車いすやおむつに移行すると自立支援を中断してしまう。そんな時、現場とケアマネが直結していれば「人員配置を変える」といった柔軟な対応もできます。現場の事情を細やかに把握しているから、自立支援を中断することなく、且つスタッフにも負荷のない対策を組み直すことができるんですね。

中には、ケアマネジャーと現場の主任の関係が上手くいっておらず、状況に合わせたプラン変更がほとんどないといった施設もあるようですが、そこが連動する努力をすることで、改善できることはすごく多いと思います。

― 今後の目標はありますか?

ケアマネジャーになって2年目、まだまだわからない部分もあります。仕事をもっと深く突き詰めて、自分が「かっこいい」と思える仕事をしていきたいですね。仕事はかっこいいか悪いかだと思うんです。一生の生業にする覚悟があるなら、その業界で自分がかっこよくなるためにどのような知識を持つべきかを考え、その知識スキルを身に付けるための努力が必要です。法改正や仕組みの変化に順応しつつ、入居者により良いものを追究しながら仕事をしていきたいです。

プロフィール画像 プロフィール

佐藤 享男(ベストライフ市川 主任・ケアマネジャー)31歳で服飾業界からの転職を機に、ベストライフ市川に就業。10年近いキャリアの中で副主任、主任を経験し、現在はケアマネジャー兼主任を務める。現場とケアマネジャーが直結している利点を生かして、入居者、家族、介護者すべてがWin-Winになれる自立支援介護を目指す。

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