他の資格との違いに注目!介護福祉士を取得すると拡がるキャリア

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他の資格との違いに注目!介護福祉士を取得すると拡がるキャリア
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介護の国家資格、介護福祉士。 取得によって仕事内容や将来のキャリアはどのように変わるのでしょうか。
学校法人滋慶学園 東京福祉専門学校で専任講師を勤める霜井理名先生に“他の基礎資格との違い”について詳しくお話を伺いました。

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介護福祉士は他の基本資格とは何が違うの?

「知識量の差」が仕事の自信に比例する

― 介護福祉士を取得すると、現場での仕事内容や役割に変化はありますか?

意外に思われるかもしれませんが、介護福祉士の資格を持っているかどうかで、仕事内容に大きな違いはありません。ただ、旧ホームヘルパー2級や介護職員初任者研修など他の基礎資格だけ持っている人や、資格を持っていない人と比べると、学んだ知識の量や深みが違います。

― 介護福祉士の取得で身に付く知識は、他の基礎資格とはどのように違うのですか?

「あらゆる面からケアできるようになる」ということだと思います。

介護職員初任者研修と比較すると、試験の出題科目名はほぼ同じなんですが、求められる知識の深さに大きく差があります。
たとえば、どちらの試験にも「こころとからだのしくみ」という科目があります。初任者研修では“介助の方法”の技術的な理解が中心になります。 一方、介護福祉士の場合は、技術はもちろん、体の仕組みに関する知識や考え方を深めながら、“心”についても比重を置いて学ぶ必要があります。

実際の介護の仕事では、身体的ケアだけではなく、心のケアが必要になる場面がよく出てきますので、介護福祉士取得者はあらゆる場面でオールマイティに、かつ自信をもって対処できると思います。

独学と学校による違いは、“介護の基本”の身につき方

― 同じ介護福祉士でも、資格取得方法(独学か、養成学校か)によって身に付く知識に違いはありますか?

基本知識の身に付き方に差が出てくると思います。 現在の介護福祉士資格制度では、大きく分けて2つの取得方法があります。一つは現場での3年以上の実務経験および実務者研修(450時間)を修了して試験を受けて合格する方法、もう一つは当校のような養成校(専門学校や大学)を修了して取得する方法です。

前者の場合、多く現場経験を積めるし、未経験者でも手軽に挑戦できる点はメリットですが、知識も技術もない状態で働き始めるので、身に付くのはその施設で必要な技術に限られますし、その施設の考え方・やり方に偏りがちです。

一方で、学校で勉強すると、学生にとっては「これ必要なの?」と思えるようなことまで、介護の基本(技術はもちろん考え方や業界情勢・法規など)を座学と実技、実習を通してみっちり学習します。

― 実際の仕事では、どのような影響がありますか?

仕事に就いてみるとわかるのですが、介護の基本がしっかり身に付いていることは、仕事をしていく上で大きな自信になり、仕事に対する意識や取り組み方も変わってきます。

例えば、業務方法について「利用者のためにはもっとこうした方がいい」と思った時、きちんと知識が身に付いていれば自分なりに考えて実行したり、上司に対して提案や意見することもできます。自ずと責任感が生まれ、職場で任されるポジションも変わってくると思います。

キャリアの幅はどのように拡がる?

職場での役割・給料がアップ

― 介護福祉士を取得すると、仕事の幅はどのように拡がるのでしょうか。

フロアのリーダーや主任など、その施設の中でリーダー的なポジションになることが多いですね。取得資格によって給料も上がります。施設によっては万単位で手当てがつく施設もあります。更に実務経験を積んで、ケアマネージャーを目指す方も多いですね。

就業先の選択肢が多様になる

― 就業先はどのように拡がりますか?

特別養護老人ホームや有料老人ホームなどの入居施設のほか、デイサービスへの就職が中心です。あとは私のように専門学校の専任講師になったり、デイザービスなどを自分で経営するという道もありますね。実際に当校で出会った友達同士で施設経営を計画されている方がいらっしゃいます。

― 先生ご自身も、以前は介護の現場に勤務されていたんですよね。どのようなきっかけで講師の仕事に就かれたのでしょうか。

前職は、療養型の病院で12年間働いていました。仕事の幅や責任も増えて充実していたのですが、「他の世界も見てみたい」という思いがあって退職。その時に知人の伝手で「やってみない?」と声をかけられたのが人を育てる講師の仕事です。 それまで「人を育てる」仕事なんて全く考えたことがなかったので、「自分の資格と実務経験が活かせる仕事って、施設勤務だけじゃないんだ!」と衝撃でした。

実際に仕事をしてみると、今までの仕事とは全然違うし、教えることの大変さ、学生とのコミュニケーションの重要さなどを日々実感しています。職場を離れても「どうやったらうまく伝えられるか」をずっと考えているくらい、今は夢中という感じですね。

― 介護福祉士の取得を検討されている方にメッセージを。

実習で現場を見て「自分は介護に向いてないのかもしれない」と悩む学生も結構います。そのような相談を受けた時には「資格と現場経験を積むことによって、将来的にはそれを活かせるたくさんの選択肢がある」ということを伝えています。これから資格取得を目指す多くの方にも、大きな視野で、道を拡げてほしいと思います。

プロフィール画像 プロフィール

霜井 理名学校法人滋慶学園 東京福祉専門学校 専任講師
シドニーで介護福祉の仕事を経験。帰国後は介護福祉士の資格を取得し、介護職員として12年間のキャリアを積む。2年前より現職に至る。

介護職netコラムについて介護職netコラムでは、介護職netに掲載している求人情報からの情報と、編集部が集めた情報を元に記事を作成しています。

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